これはFacebookに投稿した記事をリライトしたものです。
私はジモティというサイトをよく利用しています。事務所や工場の断捨離を進めているということもあり、使えるものは金額を下げて、時には無料で掲載し、貰ってくれる人を募ります。何点か出品していた所、ギバーの方とテイカーの方からそれぞれご連絡がありました。
ギバーとテイカーとマッチャー
- ギバーは見返りを期待せず、惜しみなく与える人
- テイカーはクレクレ君
- マッチャーは戴いた分だけ返す人
お金持ちにはギバーが多いようです。なぜならギバーは「富の循環」を知っているからです。
ですが、なぜかギバーには「お金に困っている人」もまた多いのです。
では裕福なギバーと、お金に困るギバーがいるのは何故でしょうか?
裕福なギバーは、付き合う相手を選び、テイカーを上手に避けています。
一方お金に困るギバーは、テイカーに対しても、惜しみなく与え続けてしまいます。
つまり裕福なギバーになるためには、「テイカーを上手に避けること」がポイントなんですね。
成功から最も遠いのもまたギバー
成功するのはギバーですが、成功から最も遠い人もまたギバーだったりします。ではなぜ「成功から最も遠いギバー」がいるのでしょうか?
それはテイカーにタカられるからです。
水辺で魚を釣って、釣った魚をカゴに入れる場面を想像してください。
すぐそばには魚を食べる鳥が待ち構えています。そして釣り人が釣ったそばから鳥に食べられてしまう。これではいつまで経ってもカゴの中の魚は増えません。
これが「成功から最も遠いギバー」です。
そんな「成功から最も遠いギバー」がやるべきことは、カゴにフタをすること。そして鳥を遠ざけることなんですね。
時には断り、突き放す。それができるかどうかです。
難しいことではありません。
「いい人」をやめればいいんです。そして「いい人と思われたい」をやめればいいんです。それだけなんです。
ジモティに現れたテイカー
景品で頂いた新品の真空断熱ボトル。どうせ無料で頂いたのですから、ゼロ円でも良かったのですが、冷やかしや転売防止のため、500円という値段をつけて出しました。
ほどなくして「安くなりませんか?金欠なんです」というメッセージが。
これが「テイカー」なんですね。
500円にも事欠くほど金欠な方が、真空断熱ボトルを必要とするなんて、どういう状況でしょうか?仮に400円に値下げしたとして、その100円で金欠という状態は改善するのでしょうか?
500円払うという意志を示してくれたら、私のことだからもしかするとゼロ円で渡したかもしれない。
それを「安くなりませんか?」なんて言ったらテイカー確定です。
テイカーは私の人生には全く不要な存在です。言いたいことは沢山あったのですが、何も言わずに即ブロックしました。
ジモティに現れたギバー
次はギバーの事例です。
ジモティに出品していたのはある方から処分を頼まれていた茶器。すると「ぜひお譲り下さい」というメッセージが秋田の方から届きました。
文面から気持ちのいいものを感じた私は「交通費もかかるでしょうから、無料でいいですよ」とお返事致しました。
すると「それでは申し訳ないので、もう一点出品されているものを買い取りますから」と返信が。
この方からはお金はいただけません。
「断捨離にご協力いただけるのでしたら、どちらも無料で結構です。気になるようでしたら、秋田の地酒でも買って来て下さい」とお返事して、本日お会いする運びとなりました。
出品した茶器と、頂いた秋田の地酒が↓こちら↓
これが「気持ちのいいやりとり」です。先ほど登場したテイカーさんにはまずご理解いただけないのではないでしょうか。
喜びの循環を起こせるか
私に茶器の処分を依頼した依頼主の方。この方も気持ちのいい方で、いわゆるギバーです。
先ほどの気持ちのいいやりとりで頂いた2本のお酒。このうちの一本を、依頼主の方にお渡ししようと思います。
依頼主の方は断捨離のつもりで私に処分を依頼した。
私も断捨離のつもりでジモティに出したらお酒に変わった。
そのお酒は依頼主の所へ。
ね。循環していますよね。これが「喜びの循環」です。
このように「喜びの循環」を起こせる人が、これからの時代は成功し、裕福になる人なのではないでしょうか。
コメント