別れの季節

合気道

※この記事は2015年にFacebookに投稿した記事をリライトしたものです。

鈴木 博之
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24人という大所帯だった道場の子供クラスも、卒業や退会で14人になった。この14人で新しい年度のスタートである。

私が教えているのは武道なので、やる気がない子や真面目にやらない子は、怪我をしたり、させたりしてしまう。

なので私は折に触れ、
「稽古が嫌になったら来なくていいんだよ」
と言うようにしている。

習い事は親、特に母親がさせるもの。母親から「やってみる?」と聞かれたら、「やらない」「やりたくない」と言える子はむしろ少ないだろう。

だから私の言葉に救われた子もいたのではないかと思う。

年度末。

退会の旨を告に来たり、
未払いの指導料を払いに来たり、
色帯を返しに来たりと、
ご無沙汰の子が顔を出す。

武道の先生に「辞めます」というのは子供にとっては勇気がいる。泣きそうになりながら伝える子もいる。

なので私はこういう言葉をかけている。

「いいんだよ。合気道に限らず、
自分が楽しいと思えることをやりなさい。
ご縁があれば、またやりましょう」

道場は道の駅。

長い人生のドライブ。
ふと立ち寄って、買い物をし、
燃料を補充して、また旅立っていく。
それでいいと思う。

道場は道の駅
仙台の鈴木@道場長です。 道場長の仕事って何なのでしょうか?私は「門下生の稽古したいという気持ちに応える」これが仕事だと思っています。逆に「門下生の気持ちに応える」という事ができるならば、段位は関係なく誰でも道場長になれますね。 門下生...

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