仙台市宮城野区中野にある小さな自動車整備工場「鈴木ボデー工業所」。自動車整備工場ですから、毎日のように部品屋さんとのお付き合いがあります。
部品の値段には「仕切り」と「定価」があり、当然うちは仕切りで仕入れています。
仕切りは「配達料」込み。なので部品屋さんは「注文通りの部品を配達する」までがミッションです。
普段は部品が来るまで他の作業をするなどして配達を待ちますが、車検の時刻が迫っている時などは待っていられない。
そんな時は部品屋さん電話して、私が直接パーツセンター(問屋さん)まで取りに行くんです。
これ、部品屋さんは大変恐縮するんです。
部品屋さんのミッションは「配達するまで」ですから。その「配達」をお客さんにさせてるわけですから。
でもね、私はこう思うんです。
部品をいちいち現金で手に入れる手間。これを部品屋さんは省いてくれているわけです。
ツケで買って、後でまとめて払う。これができるのって、ものすごくありがたい。
だから部品屋さんに恐縮されると、逆に私が恐縮するわけです。
こちらの手間を省いてくれる取引先の存在ってホント、ありがたい。
お互い感謝して、ひと手間をかけて相手のひと手間を減らし、気持ちよく取引する。
商売ってこういうことなんでしょうね。
ホワイトデー
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